ソノサン夫婦は、くらしを見直し隊!

日頃の出来事や小ネタ・レビューなど

BOSE QuietComfort 2 から 25 に変わったお話とレビュー

どうも、ソノサンです。

 

今回は、BOSEノイズキャンセリングヘッドホンにまつわるお話です。

 

ボーズ | 研究でより良い音を

 

2009年から8年間、BOSEノイズキャンセリングとしては2代目の製品となる QuietComfort 2 を愛用してきました。

 

この度、経年劣化などの不具合のため、BOSEに修理を依頼しました。

 

結果的に、1世代前のモデル QuietComfort 25 に交換される運びとなりましたので、その経緯とレビューをまとめておきたいと思います。

 

 

 

 

QuietComfort 2 の不具合

今回修理に出したQuietComfort 2 (QC2) は、実は1度、過去に新品交換されたものでした。

 

BOSEオンラインストアで購入後、あと数日で1年保証が切れるというタイミングで、右側のハウジングからの音が途切れるようになってしまいました。

 

激しい使い方はしていませんでしたが、何かの拍子に接触不良などが生じたのでしょう。

 

ギリギリ保証期間であることに胸をなでおろして BOSE に連絡を取り、無償で新品交換していただきました。

 

新しい QC2 は、一緒に電車や飛行機を旅行するお供になり、7年間しっかり働いてくれました。

 

ですが、半年ほど前からまた右側のハウジングからの音が途切れるようになりました。

 

加えてイヤーパッドが溶けてベトつくような劣化を見せ始め、上部バンド部分もボロボロとクズが落ちるようになりました。

 

装着するだけで顔や頭が汚れる状態です。

 

それらの不具合が気になるため、さすがに使用を控えるようになりました。

 

そしてこの度、修理を依頼することにしたのです。

 

修理のお話

修理依頼をメールで送ったところ、見積もりはするが恐らく有償修理となると返事がありました。

 

ヘッドホン本体を汚れを撒き散らさないようビニールに包み、専用ケースに入れて送りました。

 

特に見積もりの返事はなく、数日後にヤマト運輸経由で荷物が送られてきました。

 

修理不可で返送かと思いきや、代引きで1万円以上の請求がありました。

 

ツマがそばにおらず現金の都合が分からない私は、ひとまずクレジット払いか電子マネー払いで、と申し出ましたが受理されませんでした。

 

どうしようかと悩んでいるところへツマが登場し、現金を用意してくれましたので、無事受け取りとなりました。

 

修理品は埼玉のカスタマーセンター宛に送りましたが、ヤマト運輸から受け取った荷物は横浜から送られてきました。

 

新品交換になったんだ、と思い箱を開けて見ると、見慣れたサイズのケースが薄い梱包材に包まれてのっていました。

 

なんと、QC2 の専用ケースです。

 f:id:sono3da-sono32ma:20170826192912j:image

 

当たり前でしょうが、中は空でした。

 

専用ケースのみ…この後私はどうすればいいのでしょう…

 

ツマとひとしきり笑わせてもらいました。

 

BOSEさん、有効利用させていただきます。

 

その下には、しっかり新品交換品のヘッドホンの箱が入っていました。

f:id:sono3da-sono32ma:20170826193114j:image

 

 QuietComfort 25 のレビュー

 ではQuietComfort 25 (QC25)のレビューに移りましょう。

 

いわゆる「開封の儀」は、多くの方が数年前に終えてますので省きます。

 

QC2の専用ケースと異なり、QC25の専用ケースは横幅がだいぶスリムになりました。

 f:id:sono3da-sono32ma:20170826181055j:image

 

表面の素材もファブリックからソフトレザーのような材質に変わりました。

 

これは個人的に嬉しい変更です。 

 

ファブリック素材の時には、埃が目立ちやすく、しかも取れにくい難儀な表面だったからです。

 

裏面の薄いポケットはそのまま残されていました。

f:id:sono3da-sono32ma:20170826181812j:image

 

残念ながら私はこのポケットを使ったことがありません。

 

ファスナーは軽快に開きます。オープン!

f:id:sono3da-sono32ma:20170826181957j:image

 

こんな形で入ってます。

 

右側のハウジング部分が折れて収まるスタイルです。

 

右側のハウジング…ちょっとトラウマです。丈夫であることを祈ります。

 

コードは本体下に大きく丸めて収めています。

 

左下のくぼみには航空機内用のジャックが入っていましたが、普段は使用しないため入れていません。

 

このヘッドホンは単4電池を1本使用するため、予備の電池を入れるスペースもあります。

 

消耗時に備えて、エボルタに待機してもらいます。

 

QC2 の時にはケース内のチャック付きミニポーチに収納していたアイテムたちですが、大変アクセスしやすくなりました。

 

さて、ヘッドホンに単4電池を入れましょう。

 

最初に1本同梱されているのも嬉しいです。

 

マニュアルによると、アルカリ電池なら35時間、エネループなどの充電池なら28時間使用できるそうです。

 

挿入するのは右側のハウジングです。

f:id:sono3da-sono32ma:20170826182657j:image

 

電池も右側のハウジングなんです。

 

少し開けずらい位置にありますが、簡単に抜け落ちるよりはいいと思います。

 

以前よりも挿入の向きがわかりやすくなりったのも助かります。

 

ちなみに左右のハウジングの見分け方はとても簡単です。

f:id:sono3da-sono32ma:20170826182941j:image

 

イヤーパッド内のハウジング部分に大きく R・L 表記がされています。

 

では電源を入れましょう。

 

電源スイッチは右側のハウジング外側についています。

 

また右側のハウジ……しつこいですね、忘れてください。

 

f:id:sono3da-sono32ma:20170826183221j:image

赤色から緑色になるようスライドすれば電源が入ります。

 

私はいつも頭に装着してから電源を入れますが、その時にスーッと周囲の音が消えて無音になるのが好きです。

 

ちなみにツマはその現象が苦手なようです。

 

そもそも無音になり、キーンと頭の中で音がするのが好きではないそうですので、同じような感覚をお持ちの方は、店頭などで試聴されることをオススメします。

 

電源スイッチ部分ですが、電池の残り使用可能時間が7時間を切ったら点滅して知らせてくれます。

 

加えて、1分ごとにカチッという音でも知らせてくれるのですが、今回のモデルは QC2 とは異なり電源がついていなくても音楽が聴けるので、必要かどうか判断しづらい機能だと感じています。

 

音量調整は左側ハウジングから伸びるケーブルについているリモコンで行います。

 

ここからのリモコンスイッチのくだりは、iOS対応モデルとしてのお話です。ご注意ください。

f:id:sono3da-sono32ma:20170826183646j:image

 

プラスマイナスボタンで音量調整が可能です。

 

中央のボタンは、押す回数で動作が変わります。

 

1回 = 再生・一時停止

2回 = 次の曲

3回 = 前の曲

 

早送りや巻き戻しもできるようですが、私は使ったことがありません。

 

再生端末が iPhone など通話に対応する機器であれば、応答することも可能です。

 

この場合にはコールがかかってきている間に中央ボタンを1回押すことで対応できます。

 

コール中に2回押すと応答を拒否できます。

 

電車内などで重宝する機能です。

 

中央ボタンにはもう一つ大きな役目があります。

 

長押しすることで、Siriガイダンスを起動できます。

 

タスクやメッセージなど簡単な処理はSiriで済ませられるので嬉しいです。

 

もちろん、「『ゆず』の『サヨナラバス』をプレイ」などの指示もできます。

 

はい、『ゆず』を聴くのが好きです。

 

セッティングや操作説明はこのあたりにして、実際に装着して聞いてみましょう。

 

今回のヘッドバンドは外側と内側で異なる素材を使っています。

f:id:sono3da-sono32ma:20170826190509j:image

 

髪に触れる部分はイヤーパッドと同じ素材のようです。

 

クランプ圧は QC2 と変わらないように感じました。

 

しっかりと耳を包み込むもののきつさはなく、長時間のリスニングでも疲れません。

 

夏場は少し暑さを感じますが、これはオーバーイヤータイプのヘッドホンである以上仕方のないものです。

 

映画を観ましたが途中で暑くなり、一度頭から外してイヤーパッドに付いた汗をぬぐいました。

 

肝心のサウンドはどうでしょうか。

 

まず iPad Pro 12.9インチモデルに繋ぎ、dTVで映画を観ましたが、QC2 と違うと感じたのは、セリフとBGMや効果音の住み分けがしっかりと判断できたことです。

 

重低音の空間系BGMやガラスが割れるカン高い音などの中でも、セリフが定位で聞こえてくるため、聞き逃すことがありません。

 

ノイズキャンセリング効果で余計な音が聞こえないため、映画館で観ているような没入感が得られました。

 

続いてヨーヨー・マのバッハ無伴奏チェロ組曲を聞いてみました。

 

 このCDはとても好きでよく聞きます。

 

iPadiTunes Matchとして登録している形式で聞いたので、音質そのものは圧縮音源で320kbpsになってしまっていますが、それでも弦のかすれる音や奏者の息遣いなど、空間を共有できる良い音を聞かせてくれます。

 

目を閉じると、より楽曲に集中でき、時間を忘れてしまいそうです。

 

ノイズキャンセリング機能ゆえの、無音空間がもたらしてくれる恩恵なのかもしれません。

 

ヘッドホンのマニュアルを見ますと、電源が入っていなくても聞けるものの、最高の音質で聴くには電源を入れるよう勧められていました。

 

普通のヘッドホンでいいなら、同価格帯でさらに突き詰めたものがありますから、それももっともな話です。

 

我が家のように車の騒音が途切れない自宅などでは重宝するヘッドホンとなるでしょう。

 

実のところ、私は以前、昨年発売された QuietComfort 35 に大きな魅力を感じていました。

 

iPhone7 を使用しているため、ワイヤレスモデルに憧れた、という単純な動機です。

 

そのため今回、新品交換していただいたものは開封せず、オークションに出品しようかと思いました。

 

ですが、ツマから「せっかく好意で安く交換してもらえたんだから使ってみては?」という声があり、今回のレビューに至っています。

 

私としては QC2 から8年経ってのモデルチェンジとなりましたが、大きな進化を感じることができ、とても満足しています。

 

 

 

BOSEさん、対応ありがとうございました。

 

これからは新しいヘッドホンと、"右側のハウジングが壊れるくらい"長く付き合っていきたいと思います。