インターネット通販で詐欺に遭ったお話
どうも、ソノサンです。
今回は悲しい話題ですが、皆様の教訓になればと思いブログに載せることにしました。
6年以上乗り続けた普段使い用の自転車のパンクを期に、買い替えを決意して情報を集め始めました。
新しい自転車に求める条件は以下の通りです。
- ギア(3段以上)
- 大きなカゴ
- オートライト
優先度の高いものを上から並べています。
大蔵省(ソノサンツマ)に、予算を相談しました。
結果、1万円以内という事に決定。
1万円…
このご時世、そんなお値段で自転車が買えるのでしょうか。
まずは市場調査です。
友人が一緒に自転車屋を回ってくれました。
1軒目はイオン系列でしたが、最低でも2万円…
諦めて2軒目へ行ったところ、定休日…
…閉まっている店内を一生懸命覗く2名の大人がいました。
やはり1万円で売られていそうな自転車はありません。
ここで 一緒に店内を覗く友人から情報提供がありました。
「この店に、災害時に使うような “リキシャ” って名前の自転車があって、それは荷物もしっかり載りそうだった」
それは気になります。
早速店舗前で、ネット情報をチェック。
たしかにありますね。
リキシャタンク-災害用自転車 カーゴバイク ミニベロ サイクルスポット&ル・サイク | 公式自転車通販サイト | CycleSpot& le.cyc
ミニベロに分類される、リキシャタンクという自転車です。
オートライトではありませんが、大容量の積載能力と多段数のギアは頼もしく見えます。
気になるお値段は…税込43,178円…
あっけなく予算オーバーです。
でも、ひとまずブックマーク。
気を取り直してもう一軒、中古の自転車屋さんに行ってみることにしました。
個人で自転車やバイクの修理を請け負っている店舗ですが、なんとジャスト1万円の自転車を発見!!
でも残念ながらダイナモライト、ギアなし…
我が家の周りは坂道が多いので、ダイナモライトをガーガーいわせながらひとつきりのギアで走るのはちょっとキツイ…
ということで、こちらもお預け。
ですが、今思えば文句を言わずにあの自転車を買っておけばよかったのかもしれません…
ネットでリキシャタンクに代わる自転車を検索!
さて、ブックマークしてあったリキシャタンクを他の通販サイトで探してみます。
でもあまり安いところは見つかりません。
ですが情報を得ているうちにリキシャタンクに似たコンセプトを持つミニベロを発見しました。
自転車関連商材総合ブランド DOPPELGANGER®[ドッペルギャンガー] Product page 330C-WH / 330C-BK - ROADYACHT
ドッペルギャンガーのロードヨット 330Cというモデルです。
積載能力・多段ギアは文句なしです。
オートライトではありませんが、それは今まで通り手持ちのLEDライトをつければ問題ありません。
前モデルの330は酷評が多かったのですが、その改善点を克服したモデルのようで、総じて良いコメントが多く見られます。
しかもリキシャタンクより定価が安いので、通販サイトによっては1万円は無理でもかなり安く手に入るかもしれません。
今度はこちらのモデルを検索してみましょう。
発見から購入へ
検索しているうちに、市場価格を把握できました。
大体2万円後半辺りが相場のようです。
ふとGoogleの検索画面で偶然リンクを押してしまったサイトで、最安値のロードヨット330Cを発見しました。
なんと半額に近い15,000円で売られています!
期間限定の赤字ギリギリのセール!と書いています。
しかも送料無料!
自転車の送料無料は不安要素だったので、店舗所在地や店長の情報を確認しました。
北海道の佐藤さん…
ギリギリの情報です。
電話番号などもしっかり書いてあります。
店舗所在地もGoogleマップで見る限りガレージが写っているギリギリの情報です。
期間限定セールがいつまで行われているのかがわからないので、購入に踏み切ります!
大蔵省から許可もおり、カートに入れ、注文者情報を入力し購入しました。
すぐにシステム返信メールが届き、振込先情報が送られてきました。
ここまで、普段から通販サイトを利用している身としては何の違和感も感じませんでした。
ですが、ここで1つ目の違和感に差し掛かります。
振込先名義に違和感
送られてきた振込先情報が、なんと店舗名ではなく個人名でした。
ですが、事前にGoogleマップを確認し、個人で経営しているような先入観を持っていたのが災いしました。
きっと担当の方の口座なのだろうと思い込んでしまったのです。
そして翌日、振り込みました。
この時の自分に教えてあげたいです。
「その振込先は詐欺ですよ〜〜!!」
商品が届かない。そして違和感2つ目…
サイトには、「入金確認後商品到着まで4日ほどかかります」と注記してありました。
北海道からであれば、それぐらいは普通だろうと思っていました。
入金確認のメールはすぐきましたので、気長に待つことにしました。
10月2日に商品を購入、翌3日に振り込み、その日中に入金確認、という流れです。
迅速な対応に見受けられ、わくわくしながら自転車が発送されるのを待ちました。
ですが、一向に商品発送連絡が来ません。
サイトを確認して見ると、「現在注文殺到のため、問い合わせへの回答にお時間をいただいております」との更新がされています。
そりゃあこんなに安ければ、結構な注文数行くだろうね、と話していました。
今思うと、うまい詐欺師ですね…
…そして注文から1週間。
約束の期日を十分に過ぎているので、メールで連絡をしました。
でも一向に連絡が来ません。
ここで過去のメールを再度チェックします。
すると、入金確認の1箇所に少しだけ中国語表記が混じっていることに気づきました。
これはもしや…
詐欺サイトと発覚
先方とやり取りをしていたメールアドレスで検索をかけてみました。
すると現実を目の当たりにします。
偽(詐欺)サイト情報: 偽サイトで使われているメールアドレス(2017年10月7日分)
こちらは偽(詐欺)サイト情報を公開しているサイトです。
そして10月7日登録分の2行目に該当するアドレスを見つけてしまいました…
やられました。
やはり詐欺サイトだったようです。
警察に相談
まず警察相談専用窓口(#9110)に連絡しました。
すると最寄りの警察の生活相談課にかけるよう指示がありました。
それで、警察署へ電話をかけると、今度は刑事課に繋がれました。
経緯と詳細を説明したところ、後日、実際に刑事課へ行くことになりました。
緊張しましたが、ひとりの女性警察官が対応してくださいました。
メールの写しを見せながら、もう一度経緯と詳細を説明します。
その方によると、やはりこのような詐欺は近年かなり多いようです。
個人サイトだけでなく、大手のAmazonや楽天でも個人出品者の詐欺が横行しているそうです。
しかも、そういった人々も手慣れたもので、捕まるような尻尾を見せません。
今回使われていた口座も、闇サイトで手に入れた、あるいは個人情報流出で得た情報だろうとのことでした。
被害届を出しても、ほぼ捕まらないと言われてしまいました。
でも、情報を元に捜査は行う、との事でした。
成果がみられ次第、追って連絡します、と言われ、悩みましたが被害届は出しませんでした。
11月末現在、成果はないようです。
結論
今回学んだことは、
少しでも違和感を感じたら振り込まない
という事です。
通販に慣れている方こそ、ぜひ注意してください。
大手だから大丈夫だろう、は禁物です。
特に、他より安く見えるもの、期限迫っているものなどは判断力を狂わせます。
15,000円の勉強料で学びました。
我が家にとって痛手でしたが、これでも安く済んだ方なのでしょう。
皆さんもくれぐれも、ご注意ください。